2009年12月アーカイブ

Antのbuild.xmlをEclipseから自動生成するには?

2009年12月11日の記事に引き続き、本日もAntに関連したお話をします。

前回は、build.xmlを自分で用意してからAntを実行しましたが、
実は、Eclipseには自動でbuild.xmlを生成する機能がありますのでご紹介したいと思います。

Javaプロジェクトの「プロパティ」ダイアログで設定してある

  • Javaソース格納先フォルダ
  • クラスファイル格納先フォルダ
  • コンパイラー準拠レベル
  • クラスパスの設定
などの情報をもとにして、build.xmlが自動生成されるのです。


実際にbuild.xmlを自動生成させてみましょう。

(1)
Eclipseメニューから「ファイル」>「エクスポート」を選択します。

(2)
「エクスポート」ダイアログが表示されるので、「一般」>「Antビルド・ファイル」を選択し、
次のページへ進みます。

export_ant1.png

(3)
ビルド対象のJavaプロジェクトを選択し、さらに、
ビルド・ファイルの名前が「build.xml」となっていることを確認したら、
「終了」ボタンをクリックします。

export_ant2.png

これで、build.xmlの自動生成が完了しました。

「パッケージ・エクスプローラー」ビューを見ると、上記手順の(3)で選択したプロジェクト内に
build.xmlが追加されているのがわかりますね。

export_ant3.png


では、自動生成されたファイルの中身を見てみましょう。
生成されたbuild.xmlをダブルクリックして開いてみると・・・

export_ant4.png


コードの量がたくさんで、一瞬びっくりしてしまうかもしれませんね。

Antでは、一連の処理のまとまり(ターゲットと呼びます)を定義しておき、
そのターゲットに対してAntを実行します。

「アウトライン」ビューを見ると、Javaソースをコンパイルするターゲットだけでなく、
初期化処理をするターゲットや、コンパイル結果をクリーンにするターゲットなど、
様々なターゲットが自動生成されているのがわかります。

自動生成されたbuild.xmlをそのまま使ってもよいのですが、
一度、内容を確認し、自分にとって必要な処理と不要な処理とを切り分けてから、
すっきりとした読みやすいbuild.xmlへとカスタマイズするのがよいかと思います。


2009年のブログ発信は本日でおわりです。
1年間お付き合いいただきありがとうございました。
来年も引き続き「MyEclipseブログ」をよろしくお願いします。

それでは、よいお年をお迎え下さい。

クリスマスの食卓

とても寒い日が続いていますが、街では様々なイルミネーションが
キラキラと輝いており、寒いながらも夜の街を歩くのが楽しい季節ですね。

本日はクリスマス。
今晩ご自宅などでクリスマス・パーティーを行われる方もいらっしゃるかと思います。

今年のクリスマスは平日ということもあり、筆者宅では
23日の祝日に早々とクリスマス・パーティーを行いました。


クリスマスというと、何を思い浮かべるでしょうか?

筆者が思い浮かべるのは

  チキン、ピザ、パエリア、デコレーションケーキ・・・

と食べ物ばかりです。

筆者宅ではつい最近ガスコンロを入れ替えており、
なんと魚を焼くグリルでパンやピザ、ケーキまで焼けるとのこと。

せっかくなので今年は自家製ピザを焼いてみることにしました。


ピザ生地の上に、ソースをまんべんなくぬってから
赤・緑・黄・白の色とりどりの野菜をのせます。
さらにベーコンやきのこものせると、結構なボリュームのピザができました!!

pizza1.png


このあとピザ用チーズをたっぷりとのせて、グリルへ投入。
そのまま待つこと8分・・・

グリルからゆっくり出してみると、

pizza2.png


表面のチーズや具にはちょうどいい具合に焦げ目がついており、
さらにピザ生地は、まるでオーブンで焼いたかのように
カリッときつね色をしています。
見た目は合格のようです。


で、気になるお味の方はというと・・・

表面はカリッと香ばしく、でもピザの具にはしっかり火がとおっていて、
野菜の旨味がじゅわっと口の中に広がってきて、我ながらとてもおいしくできました。


メインディッシュとなるはずのチキンはわき役となり、
クリスマスの食卓の主役は自家製ピザに奪われる形となってしまいました。








Eclipseで操作方法がわからなくなった場合、「Eclipseのヘルプ」を見ることがあるかと思います。

Eclipseのヘルプ機能はとても充実しており、ヘルプを見ると

    たくさんあるEclipseの設定項目の各項目にどんな値を入れればいいのか?
    チェックボックスにチェックを入れるとどうなるのか?

などの情報がわかります。

Eclipseのヘルプ画面は、メニューから「ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択することで
別画面として開きます。

eclipse_help1.png


左側にはヘルプのトピック(目次)が表示されています。
画面の一番上には検索窓があり、ここに検索キーワードを入力して検索を実行すると、
ヘルプのすべてのトピックに対して検索が実行されます。

検索結果が少なければ、通常の検索でも問題にならないのですが、
膨大な数になってしまった場合は、それら一つ一つを確認するのも一苦労ですね。
当然、「トピックを絞って検索をしたい!!」と思うでしょう。

Eclipseのヘルプ検索でも、検索範囲の絞り込みができますので、ご紹介します。
 ※今回ご紹介する方法はEclipse3.4以前をベースとしています。

検索窓の右側には「検索スコープ」というリンクがあります。
デフォルトは「すべてのトピック」となっていますが、このリンクをクリックすることで
範囲を変えることができるのです。

リンクをクリックすると、「検索範囲の選択」ダイアログが開きます。
ここで、「次のトピックだけを検索」をチェックし、「新規」ボタンをクリックします。

eclipse_help2.png



すると、「新規検索リスト」ダイアログが表示されます。ここでは、検索範囲となるトピックを選択します。
検索範囲を決め、チェックをいれたら、名前をつけて、すべてのダイアログを閉じます。

eclipse_help3.png


今回は、スコープの名前を「scope1」とし、「Workbench User Guide」のトピックに限定して
検索をするように設定しました。

検索範囲の設定が終わったら、もう一度「検索スコープ」リンクの隣に「scope1」と
表示されていることを確認しましょう。

eclipse_help4.png


この状態で、検索窓にキーワードを入力して検索を行うと、
「Workbench User Guide」トピック以下のヘルプコンテンツに対して
検索が実行されるのです。

ところで、

    検索範囲を色々決めることができるのはわかったけど、ダイアログを起動して
  いちいち検索範囲と名前を決めるのはちょっと面倒だなぁ・・・

と思うかもしれませんね。

実は、Eclipse3.5ではもっと楽に検索範囲を絞り込むことができるのです。
これについては、また別の機会にご紹介します。

EclipseからAntを実行するには?

本日は、EclipseからAntを実行する方法についてお話します。

AntはThe Apache Software FoundationのAntプロジェクトが開発している、
オープンソースのJavaベースのビルドツールです。
http://ant.apache.org

JavaソースのコンパイルやJARファイルの作成などの処理を
build.xmlという名前のXMLファイルに記述し(これをビルドファイルと呼びます)、
コマンドプロンプトからantコマンドを実行します。

一方、EclipseでJava開発を行う際は、JDTに含まれるEclipseコンパイラを使って
コンパイルします。
※詳細については、2009年6月22日の記事をご覧ください。

でも、

Eclipseでコンパイルする際にも、動作環境に合ったJDKを使って
コンパイルしたい!!


と思うこともあるかもしれませんね。

その場合は、ビルドファイルを作成しておき、EclipseからAntを実行するとよいでしょう。


では、具体的な操作の流れを見ていきましょう。

(0)
Eclipseはデフォルトで自動的にコンパイルする設定になっています。コンパイル時には
Eclipseコンパイラが使用されます。
Antを使用するためには、Eclipseメニューから「プロジェクト」>「自動的にビルド」を選択し、
チェックマークを外すことで、手動コンパイルに切り替えます。

(1)
まず、ビルドファイルを作成します。
ビルドファイルはXML形式とする必要があるので、Eclipseメニューから
「ファイル」>「新規」>「ファイル」を選択します。

「新規ファイル」ダイアログでは、build.xmlを格納するJavaプロジェクトを選択し、
名前欄には「build.xml」と入力して、ダイアログを終了します。

ant1.png

その後、作成されたbuild.xmlへ具体的な処理を記述します。

(2)
build.xmlの編集が完了したら、「パッケージ・エクスプローラー」ビューでbuild.xmlを選択し、
右クリックしてコンテキスト・メニューから「実行」>「Antビルド」を選択して、Antを実行します。

ant4.png

Antによるビルド結果は「コンソール」ビューに表示されます。
「BUILD SUCCESSFUL」と表示されているので、ビルドは成功したようです。

ant5.png


いかがでしたか?

今回はbuild.xmlを自分で用意しましたが、実はEclipseを使って
自動でbuild.xmlファイルを生成させることもできます。

その方法については次回以降にご紹介したいと思います。お楽しみに!!
本日は、Eclipse3.5(Galileo)の新機能についてご紹介したいと思います。

Eclipseを起動したときに、下図のような「ワークスペースの選択」ダイアログを
一度は目にされたことがあるかと思います。

prompt_workspace1.png

このダイアログでは、最近開いたワークスペースのリスト(デフォルトで5件)が表示されます。


Eclipse3.4までは、このリスト表示件数を設定画面で変更することができませんでしたが、
Eclipse3.5では、設定画面で簡単に変更できるようになりました。


複数のワークスペース間の切り替えを頻繁に行う場合、リストに表示されないワークスペースを
指定することも多くなります。その時

  • 「参照」ボタンを使ってディレクトリ指定する
  • 直接ワークスペースのパスを入力する
という操作が必要でした。

でも、Eclipse3.5では設定画面でリストの表示件数を簡単に増やすことができますので、
今までよりワークスペースの切り替えがとても楽になりますね。


では、実際に「設定」画面を見ていきましょう。

Eclipseメニューから「ウィンドウ」>「設定」>「一般」>「開始およびシャットダウン」>「ワークスペース」
を選択します。

ここでは

  • 起動時に「ワークスペースの選択」ダイアログを表示させるかどうか
  • ダイアログで表示する使用ワークスペースの履歴数
を設定することができます。

prompt_workspace2.png

※上記の設定ページで指定できる履歴数の範囲は「5~99」となります。

設定をカスタマイズしたら「OK」ボタンを選択し、設定を保存しておきましょう。


「ワークスペース」設定画面では、現在保持しているワークスペース履歴も表示されています。
起動時の「ワークスペースの選択」ダイアログの履歴リストに表示させる数を少なくしたいときは、
この設定画面の履歴の中から使用しないワークスペースを削除しておくことで、
Eclipse起動時のリストに含まれないようになります。

なお、Eclipse3.4までのワークスペースの設定については、2009年2月13日の記事でも
ご紹介していますので、合わせてご覧ください。


Eclipse 3.6のコードネームはHelios(ヘリオス)

Eclipseは、およそ年に1回メジャーバージョンがリリースされます。
2009年の6月にリリースされたのが、Eclipse3.5(Galileo)です。
そして、2010年の6月にはEclipse3.6がリリースされる予定です。
http://wiki.eclipse.org/Helios_Simultaneous_Release


ところで、2009年3月12日の記事ではEclipseがバージョン毎にコードネームを持っている
というお話をしましたが、Eclipse3.6のコードネームは『Helios(ヘリオス)』になることが
既に決まっています。

Eclipse3.2から3.5まではすべて木星の衛星に関連した名前でしたので、
3.6も同じルールで決まるだろうと思っていた方も多いでしょう。
ところが、今回はコードネーム決定の際に、今まで以上に白熱した議論が行われており、
従来までの「木星の衛星に関連した名前」というルールは適用されなかったようです。

Ecliipse3.6のコードネームを決めるにあたって、投票を2回行っていることからも
名前付けが大変だったことが想像できますね。

従来までの「木星の衛星に関連した名前」というルールを適用すると
  • 名前の候補が非常に少なくなってしまう
  • 発音しづらいものが多数ある
という理由から、「木星」の衛星に限定する必要があるの?という疑問があがっていたこともあり、
1回目の投票では、
  •  木星その他の衛星
  •  アルファベット順(Galileoの次なので頭文字がHであるもの)
の両方を満たす名前が候補として挙げられ、1番人気は「Himalia(ヒマリア:木星の衛星)」でした。
http://www.doodle.com/7vxa2bzzcydtmyvq

しかし、これら1回目の投票結果について納得できない方が多かったため、
そもそものコードネームの名付けルールについてどうすべきかをもう一度意見しあう
スレッドが立てられました。
https://bugs.eclipse.org/bugs/show_bug.cgi?id=271054

そこでは、

  • スペルが簡単、発音しやすいなどのマーケティング的要素を優先すべき
  • Galileoが科学者の名前なので、コードネームの名付けルールを「衛星」から「科学者」へシフトする
  • 「アルファベット順」でHを頭文字としたコードネームとする。
などの意見が出され、具体的な候補として、衛星(Hydra)や科学者の名前(Hawking)、
ギリシャ神話の神の名前(Janus)などが挙げられました。

商標やイメージの問題で候補から落ちたものを除き、最終的に絞られた21個の候補を対象にして、
2回目の投票が行われました。

科学者名であり、彗星の名前としても知られる「Halley」の人気も高かったのですが、
最終的には、「Helios」(ヘリオス:ギリシャ神話の太陽神)が選ばれました。
http://www.doodle.com/fqkqrc6nqzfby7ni

11月30日に、MyEclipseの開発元であるGenuitec社より
MyEclipse 8.0の正式版がリリースされました。

2009年10月7日の記事でご紹介した

  • Struts2 フレームワークのサポート
  • MyEclipseの軽量化(不要なプラグインのアンインストールが可能)
  • WTPプロジェクトのサポート
  • サポートするアプリケーション・サーバーの追加
に加え、正式版ではさらに

  • Internet Explorer向けのJavaScriptデバッグ機能
  • データベース・ツールやUMLツールなど一部機能の単体提供開始
  • JavaプロファイラやUML2ツールなどの既存機能のエンハンス
などが追加されています。

※ 日本語MyEclipse(2009年10月末リリースのバージョン7.5.1)では、一足先に
 Internet Explorer向けのJavaScriptデバッグ機能をサポートしています。
 この機能をご使用になりたい方は、左欄にある「無料体験版ダウンロード」をクリック!


MyEclipse8.0正式版についてもっと詳しく知りたいという方はこちらのページをご覧ください。
http://www.myeclipseide.com/Article94.html




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