2010年4月アーカイブ

EclipseCon2010へ行ってきました!その2

2010年4月8日の記事ではEclipseCon2010のレポートを簡単にお届けしました。
今回は、『e4-Rover Mars Challenge』というコンテストについてレポートしたいと思います。

こちらのイベントは、なんとNASAのジェット推進研究所(JPL)とのコラボレーションです!!


EclipseとNASAと一体どんな関係があるの!?
と、一瞬疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

NASAでは、火星探査機を操縦したり、観測データを解析するための
『Maestro』というアプリケーションを開発していますが、
実は、この『Maestro』の開発にはEclipse RCPが使われているのです。


では、コンテストの具体的な内容についてご紹介していきます。

このコンテストでは、『Maestro』のような探査機を操作するアプリケーションの
ユーザビリティーと処理の流れをe4を使用して改善していきます。

あらかじめ下の写真のような火星の地形模型とrover(探査機)が用意されています。

eclipsecon_2010_3.png


黒い壁で囲まれているのが火星の地形模型。

そして、その真ん中に写っている『4』と書かれた模型がrover。

 

まず、e4上でroverを動かすためのクライアント(ラジコンのコントローラのようなもの)を
開発します。

次に、開発したクライアントを使って、roverをラジコンのように操作して
決められた時間内でミッションを遂行しながらポイントを稼いでいきます。

具体的には、roverに装備されている赤色と黄色の2つの探査機器を、
ミッションに従って、地形模型上にある赤や緑のマークにタッチして
ポイントを獲得していきます。

「制限時間内で獲得したポイント」の多い人が勝者となりますが、
ポイントだけが勝敗の決め手ではありません。

開発したクライアントの

  • 画面レイアウト
  • 操作容易性

なども評価の対象となります。

コンテストの勝者には、様々なプレゼントがあります!!

コンテストは4日間に渡って行われましたが、

 本当にたった4日間で作り上げたの??

と思わず声がでてしまうほど作りこまれたクライアントも多数あり、
ワールドワイドなEclipse開発者のスキルの高さを窺うことができました。


e4-RoverクライアントのサンプルコードはEclipse.orgの以下のページから
ダウンロード可能ですので、ご興味のある方はコードを眺めてみてはいかがでしょうか?
http://www.eclipse.org/community/e4RoverMars/getstarted.php


2回に渡ってEclipseCon2010の簡単なレポートをお届けしました。
来年のEclipseConは、2011年3月にSanta Claraで開催されるようですが、
次回はどんなセミナーやイベントが行われるのか、今から楽しみです。







EclipseCon2010へ行ってきました!

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今年もEclipseCon 2010に参加してきました。
遅ればせながら簡単なレポートをお届けしたいと思います。


今回のEclipseConは3月22日から25日の4日間に渡って開催されました。
開催場所は昨年同様アメリカのサンタクララ。

こちらは、会場となったHyatt Regency Santa Claraです。

eclipsecon2010_1.png


今回のEclipseConの目玉は何と言っても e4

昨年のEclipseConでもe4に関するセッションはありましたが、
今年はe4のリリース間近(2010年7月リリース予定)ということもあり、
e4に関するセッションが非常に多かったです。

e4の機能を紹介するセッションや、現在リリースされているEclipse3.x系からの変更点
を紹介するセッション、
そして、Eclipseプラグイン開発者にとって最も気になる、
    現行バージョン(Eclipse3.x)からe4への移行方法
に焦点をあてたセッションがあり、筆者も参加してきました。

eclipsecon2010_2.png



e4ではEclipseフレームワークの構造やAPI仕様が大幅に変更されるとのこと。
例えば、プラグインの画面デザインをする際には、これまではプログラムを直接変更していましたが、
e4からはボタンなどのUIコンポーネントをGUIの操作で配置するだけになります。
画面設計とロジック設計も切り分けられ、それぞれを別々に行うことができるようになります。
 
その結果、開発効率が格段にアップすることが期待できます。


一方、互換性についてですが、
現行バージョン(Eclipse3.x)とe4とでは完全な互換性はないものの
互換機能(Compatibility Layer)が用意されており、それを使用することで
移行は簡単にできるようです。


いずれのセッションもたくさんの参加者でにぎわっていました。
なんと、昨年に比べて参加者は23%増えたそうです。

e4リリースに向けて、ますますEclipse熱が高まっていることを肌で感じました。


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